ランドセル・バトル お母さんvsおばあさん編

最近はランドセルを祖父母がプレゼントしてくれる、というお家が多いそうです。時には、祖父母や父母、子どもの間で意見が分かれ、ランドセル選びに一苦労するケースもあるようです。今回は、娘さんのランドセルをめぐり、お母さんとおばあさんが繰り広げたちょっとした「バトル」をご紹介します。

義母から言い渡された3つの条件

今、高校三年生の娘が小学校に入学する時、夫の母がランドセルをプレゼントしてくれることになりました。ランドセルは高い買い物だから、ありがたかったです。ところが、いざ買いに行こうという前に、突然義母から3つの条件を言い渡されました。ランドセルは「赤色」で「牛皮」で「伊勢丹デパートで買う」ということ。

まさに「お金は出すけれど口も出す」。この瞬間、楽しいはずのランドセル選びに暗雲が立ちこめたのです。伊勢丹デパートを指定されたのは、義母の知り合いが働いているからで、これは特に反対する理由はありませんでした。

でも色の指定には「ちょっと待って」と思いました。10年前の当時は、水色や紫などカラフルなランドセルが出始めた頃。娘はピンク系のランドセルが欲しいようでした。ところが義母にとって、女の子のランドセルは「赤」以外になし。義母は古風な考えを持ち、思い込んだら譲らない人。その時は娘もまだ幼く、それほど色にこだわりもないようだったので、仕方なく「赤」の条件はのみました。

私が「牛皮」を徹底阻止した理由とは

私が譲れなかったのは、ランドセルはできるだけ軽いものであること。娘の学校は家から歩いて30分もかかります。小さな娘が重い牛皮のランドセルを背負って毎日この道のりを歩くことは、絶対に避けたかった。「牛皮」を阻止して「クラリーノ」にしなければ!

当時、私たちは九州に、義母たちは静岡に住んでいました。ランドセルを買いに行くのは私たちが帰省した時。義母を説得するチャンスは買い物する当日の1日だけ。それまでに説得材料を頭に叩き込みました。デパートでは、「牛皮だと重すぎて毎日学校に通うのが大変です」と義母の機嫌を損ねないように説明し続けました。そしてなんとか、「クラリーノ」の選択を勝ち取ったのです。夫?夫は一連の攻防には何も参加しませんでしたよ。

そしてランドセルは海を渡った

今、娘に聞いても、ランドセルの思い出はほとんどないそうです。高学年になったら、リュックサックの方がいいな、と思っていたって。私が大変な思いをして勝ち取ったランドセルも、子どもにとってはそのくらいの思い出なんですね。

娘が6年間使ったランドセルは、とてもきれいなままでした。義母が良いランドセルを買ってくれたおかげと、そこは本当に感謝しています。捨てるのはもったいないから、リメイクしようかとも思いましたが、真っ赤なお財布じゃ娘は使わないだろうし。結局、海外のお子さんに使ってもらうことにしました。アフガニスタンの子どもたちにランドセルを贈る活動をしている会社があるんですね。そこに娘のランドセルを送りました。新しいノートや鉛筆をつめて。

*******

ある一家族のランドセルにまつわる思い出でした。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

一覧へ戻る

メールの問い合わせ